発毛効果のあるLin28a ハーバード大の研究

Lin28a

2013年に、米ハーバード大などの研究チームは「Lin28a」と呼ばれる遺伝子に発毛を促す効果と傷を癒やす効果があることを発見しました。
この2つの効果は、米ハーバード大などの研究者からなる研究チームがLin28aをマウスに対して作用させて行った実験によって明らかになったものです。
実験は、何も変化を施していない普通のマウスと、出生後もLin28aの遺伝子が働くように遺伝子操作を施したマウスの2種類を用意して比較する形で行いました。
2種類のマウスの背中の毛を剃って経過を見る実験では、普通のマウスは少ししか毛が生えてきていなかったのに対し、遺伝子操作を施したマウスは毛が生えそろってほとんど元通りの状態になっていました。
また、2種類のマウスの足の指に傷をつけたところ、遺伝子操作を施したマウスは普通のマウスと比較して治りが早かったこともわかりました。
研究チームはこれらの実験結果を分析し、Lin28aが生成するタンパク質により発毛が促進され、傷の治癒が早められたと結論付けました。
今回の発見はマウスを使った実験によるものであり、人体に対してはどのような結果になるかはまだ明らかになっていません。
しかし、Lin28aが生成する物質が配合された発毛・育毛剤や、怪我の治療薬の登場に対して可能性が開けたということはいえるでしょう。